萩往還マラニック140km(10.レース⑤再び往還道 )

旧村田蒲鉾店を出ると、チーム最年少の山口の女性の家族(なのかな?)が私達に濡れた手ぬぐいを渡してくれました。私が頂いた手ぬぐいは「心身一如」と書かれていたもの。『肉体と精神は一体のもので、分けることはできず、ひとつのものの両面である』という意味。なんて素晴らしい言葉なんでしょう。・・・この素晴らしい手ぬぐいを返さないで東京まで持ち帰ってきちゃいました。すみません。来年お返ししますね。
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だんだん萩の街から郊外に走って(時々歩いて)いきます。
ゆっくりすすんでいるのでFaceBook上では交流があってもリアルで初めて会う方と挨拶する機会が増えてきました。
誰しもヘロヘロ。でも誰しもゴールを目指している。
萩往還はひとりじゃなくて、みんながいるから走れる大会なんだなぁと思う。

元気な70kmのCゼッケンや35kmの歩け歩けからはパワーを貰い、亡霊のように進んでいる250kmのA様からは勇気と諦めない心を貰う。私は果たして誰かになにかをあげることができたかしら。

いよいよ往還道に突入。
行きは闇の中だったので風情を味わうことが出来なかった往還道ですが、緑いっぱいで制限時間がなければ楽しくハイキングができそうな道です。
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明木到着(13:20)。道の両端でお祭りみたいな市がでていました。
ここでコーチから衝撃的発言がありました。

「もしかしたら間に合わないかもしれない。佐々並に15:00、夏木原キャンプ場に16:30までに行かないと厳しい」

∑(゚∇゚|||)なんですと!

ボーッとした頭で計算すると、あと25kmだからキロ12分だと・・・
間に合わない(-_-;)

みんな必死でした。チームの誰もが完踏したい気持ちでいっぱいなのに、ここから一升谷が始まります。

登る、登る、登る。
登っているとチームの愛媛の女性から「テーピングが剥がれてきたみたいなの。またテーピングを貸してもらえますか」と声がかかりました。すぐにテーピングを渡しました。この山道をこの足で頑張っているんです。私は筋肉痛しかなくて申し分けないくらい。頑張ろう。一緒にゴールしよう。

更に登る、登る、登る、登る、登る。
やっと十合目だぁ!!!
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でもここから苦手の下り。
下りでは爪を傷めている愛媛の女性より私の方が遅いんです。
私はトレイルの練習をしていないので下りの忍者走りができないんです。

って、いうか、こんな石畳の道を通って参勤交代なんて本当にやっていたんですか > 昔の人

佐々並到着(15:00)。
楽しみにしていた佐々並豆腐はありませんでいた。_| ̄|○

コーチが言っていた佐々並15:00に間に合ったよぉ(>_<)
次の夏木原キャンプ場まで7kmちょい。コーチも「これなら大丈夫」と言っていました。
でもこのあと地獄の板堂峠が待っているので油断は禁物。
佐々並を短時間で切り上げ先にすすみます。

焦るあまり手持ちの水が少なくなっていることに気がつかず、自動販売機で水を購入することも忘れていました。

ちょっとクラッとする。
まずい・・・
睡魔?いや違う。これはガス欠だ。

ザックのポケットを漁ってジェルを探すけどジェルがない!
そうだ(ーー;)
もうジェルなんて飲まないと思って、山口行きの荷物に入れちゃった。

更にポケットを漁ると、バナナな羊羹が見つかった(>_<)
苦手なバナナと苦手な羊羹がミックスされた食材ですが、今はこれしかない。
ちょっとずつ食べて、脳にゆっくり糖を染みこませていく。

暫くするとクラッとしていたのが回復してきたので、走り続けることができました。
ありがとうバナナ羊羹。でも羊羹が喉に詰まるので少ない水をかなり飲んでしまった。

夏木場キャンプ場到着(16:15)。
ここには山口の維新ランナーズの私設エイドがありました。
コーチと山口の女性は維新ランナーズのメンバー。顔見知りの方が多いようで声援も一段と多い。
私も私設エイドでコーラをいただき、ずうずうしくも手持ちのボトルに少し水を分けてもらいました。
本当にありがとうございましたm(__)m 助かりました。

コーチからも「絶対ゴールできる」とお墨付きをもらって、いざ板堂峠へ。
ここからひたすら下り。もうこれでもかっっていうくらいの下り。
下って、下って、下って、下って、
石畳なのでつま先が痛くなってきます。
行きの登り同様、いつ果てることもない下りなんです。

下りでチームメンバ全員に抜かれました。
みんな忍者のように下っていくんですもの。

出口がないんじゃないかと思った矢先にロードが見えた!!
私のロード。トレイルじゃない道。うれしいっ。

トレイルが終わって嬉々として走っているとうしろから「まろさん!」と声をかけられました。
振り向くと彦猫ゃん師匠がいるではないですか!少し前にはK師匠もいる!
彦猫ゃん師匠は私がここまで来れたことをとっても喜んでくれたのです。
でも師匠は速いのでそのあとぴゅーんと抜かされちゃいましたけど。

ラスト2kmはゆるく下っている坂道なのでルンルン気分で走ることができました。
最高に楽しく走れました。
そして、青い小さな橋を渡ると沿道から「お帰りなさい」のコール。

涙腺崩壊(TT)
右に曲がると瑠璃光寺が見えて、沿道にたくさんの人がいて、みんなが「お帰りなさい」って言ってくれる。

さらに涙腺崩壊(TT)
ラン友さんとハイタッチしながらゴールを目指します。
瑠璃光寺に戻ってこれたんだ。戻ってこれたんだ。
ゴール!23時間32分14秒。
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今回は、彦猫ゃん師匠をはじめとする下関三銃士様、チームに入れてくださった山口のIさん、Yさん、愛媛のSさん、
本当にありがとうございました。皆さんのおかげで無事完踏することができました。感謝しています。
最後に、萩往還とっても楽しかったよ!



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彦猫師匠へ

彦猫ゃん師匠、こんばんは。
私の方ではもし虎ケ崎で待っていたらどうしようと思ってました。皆さんの走力と差がついていたのでかなり気が引けていました。日中なのでコースアウトのリスクも少なく、ここはお互いの走力で走った方が気持ちが楽だったのでよかったです。
でも声をかけられた時は信じられませんでした。でも、コツコツ走っていけば師匠に追いつけるんだ!とわかって嬉しかったです。ふふふ。

そうそう、防府や往還道は私が脱落しないように後方から守ってくれていると思ってました。本当にありがとうございます。

で、来年は250kmですね。私には難しいかもしれないけどいくつもりです。
掃守師匠もまんざらじゃないなら行きましょう。未知の世界にチャレンジですよん♪

本日、難コースのフルを走ってきました。サロマに向けてがんばります。

来年・・・・

まろさん、こんばんは。
2週間経ちましたがダメージもなく次なる目標に邁進されていることと思います。
虎ケ埼でまろさんを待ってなければいけなかったのに、自分たちの完踏が危うくなったため止む無く出発しました。
以後、このことはずーと頭から離れませんでした。
万が一間に合わなければ一緒に関門にかかっても仕方ないと思うべきでした。
だから、往還道を出たところでまろさんの姿を発見した時は我が目を疑うとともに本当に嬉しかったです。
まろさんの精神力の強さには参りました。
最も、防府までの折り返しどころか往還道でもずっと私の前を行かれてましたので、私の方がへこんでましたよ。
100キロ超では遥かにまろさんの強さが際立っています。
今日、恒例の練習会で掃守師匠に、まろさんが来年の250キロに誘っていますよ! と告げました。
私の意に反して、返答はまんざらでもなさそうでした。
何か、十河さんやまろさんに地獄の果てまで連れて行かれそうな気配に戸惑いを感じております。
昨日、四万十にエントリーしました。
千葉アクアラインマラソンと同日ですが、どちらも抽選ですから当選してから考えることになります。
富士登山やサロマ頑張ってくださいね!!




プロフィール

まろ

Author:まろ
2015/1に急性骨髄性白血病(WHO分類:inv(16))で入院、2015/9退院。2016/3名古屋ウィメンズ完走!2016/6再発入院。夢はサブ4&サロマ湖ウルトラ完走です。

発病前迄の全レース記録⇒こちら
退院後から再入院迄の全レース記録⇒⇒こちら

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